んなお金渡しちゃったのよタケオはミキに残高「100万円」と記入された通帳を渡す。その代わり、もう二度と関わらないと約束させる。話を聞いたマナが怒る。
後日、俺は家族の目を盗んで、再びミキに会いに行った。
俺「今度は何なんだ」
ミキは以前会った時のように怒ってはおらず、申し訳なさそうに頭を下げて言った。
ミキ「必ず返すからお金を貸してほしい。どうかお願いします」
俺「……」
とても切実な声だった。
借金でよっぽど生活が苦しいのだろう。
俺は間男と逃げ出した彼女が不便に思えてきた。
俺「……分かった。お金は少しだけど貸すから、顔をあげてくれ」
ミキ「本当に……? ありがとう」
俺「ただその代わり、二度と俺たち家族に関わらないと約束してくれ」
ミキ「分かりました」
俺の提案をすんなり受け入れたミキ。
俺はその日のうちに「残高100万円」と記された通帳を彼女に渡した。
家に帰ると家族にバレていたので事情を説明する。
マナ「お父さん馬鹿なの!? なんでそ!」
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