私「あのね、アヤさん。
毎度毎度、うちで食べて行かなくてもいいのよ?」
アヤ「えー、あたし、お母さんの料理美味しいから
いつも楽しみにしてるんですよぉ?」
私「でもね…」
なおも注意しようとした私を、息子がさえぎった。
息子「夕食くらい、別にいいじゃん。
それに、俺、最近成績が上がったんだぜ。
アヤ先生のおかげだよ」
成績のことを言われると
私もつい「夕食くらい、いいか」
と折れてしまうのだった。
実際に、息子の成績は上向きになっていた。
ゲームの時間も、減ったようだ。
正直、
アヤのずうずうしさは苦手だが
息子の成績問題が、解消しつつあるのだけは
良かった。
受験が終わるまでは我慢しよう。
そう思った。
しかし、新たな心配が生まれたのだった。
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