「今日は別宅へ行く」と宣言した夫は
鼻歌を歌いながら、ピンクのシャツを取り出した。
はじめて見るシャツだ。
私「派手なシャツね。それ、あちらさんからもらったの?」
毒のある言い方をしたつもりだったが
夫はまったく動じず、「そうだよ~」と機嫌がいい。
夫「彼女にプレゼントしてもらったんだ。
お出かけの時は、みんなで、お揃いの色を着ようって」
私「ちょっと待って。
三人で、お揃いの服を着てるってこと?」
夫「そうだよ。家族なんだから、当然だろ」
相変わらず、悪びれもせず夫は言う。
私は眩暈がした。
本宅に妻と子がいるにも関わらず
不倫宅の人たちとも
外で、堂々と家族のようにふるまっているなんて…。
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