私「許せないわよ…」
夫を殴ろうかと思った。
けれど、必死に謝っている夫を見ると
そんな気も失せてしまった。
私「わかったわよ。今回だけは許してあげる。
でも二度としないで」
結局、私は夫を許すことにした。
なんだかんだ言って、家庭を壊すのは嫌だったのだ。
けれど、大変だったのは息子への対応だ。
息子「なんで、アヤ先生をクビにしたんだよ!」
「父親と不倫関係になったからクビにしたのよ」
なんて、とてもじゃないけど言えない。
事情を隠したので、恨まれることになった。
息子に怒られても、無視されても
私は、事情を話さなかった。
だって、私は夫との再構築を選んだのだから。
休日は、三人で外食をしたり
ショッピングに行ったりした。
私はアヤによってバラバラにされた
家族の絆を取り戻そうと努力したのだ。
けれど、本当は、私の心はボロボロだった。
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