私は夫を連れて、さっさと車に戻った。
車のなかで、夫は私に平謝りした。
夫「アヤから、電話がかかってきて
『会いたいの』って泣かれたんだ。
俺、断ることができなくて…」
夫はまるで、自分が優しいから断れなかった
というような言い訳をした。
私「ええ、断れなかったのね。
わかるわ」
私の言葉に、夫はほっとしたようだった。
私「勘違いしないで。あなたがアヤのところへ行ったのは、
優しいからじゃない。心が弱かったからよ。
あなたは家庭を守らなきゃいけなかったのに」
夫「わ、悪かったと思ってるよ。
これからは、心を入れ替える。だから許してくれ」
私「あなたは、私に甘えすぎなのよ。
私がなんでもかんでも許してくれると思っているでしょう。
家事をしなくても、浮気をしても…」
夫「もう二度と浮気しない。
それに、これからは家事も手伝うから!」
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