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破水した私を放置したモラ王(1)

スカッと情報局
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私はヒロミ。
出産を控えた29歳の妊婦だ。
臨月に入ったので、いつ赤ちゃんが
出てきてもおかしくない。

なのに夫のリクは、会社から帰ってくるなり
「ちょっと友達と焼肉に行ってくるわ」
と言い出した。

私「ええ!? 今日は、家にいてくれない?
お腹の張りかたが、いつもよりキツイの」
夫「ワガママ言うなよ」

私「ワガママじゃないわよ。
産まれるかもしれないの。
産気づいたら、病院に送ってもらわないと困るのよ」

夫「大丈夫だって。心配し過ぎだよ」
私「ほんとに行くの? だったらせめて、お酒は呑まずに
早く帰ってきて」

そう念押ししたのに、夫が帰って来たのは
日付が変わる頃だった。

私「遅かったわね」
夫「仕方ないだろ、友達の愚痴に付き合ってたんだ。
眠いからもう寝るわ」

そばを通った夫から、あり得ない匂いがした。
湯上りの石鹸の匂いだ。

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