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破水した私を置いていく、モラ王(3)

スカッと情報局
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破水した私に夫は言った。
「だから何だよ」

私「赤ちゃんが産まれそうなの!
病院に連れて行ってよ」
夫「無理。俺、酒を呑んだもん」

夫は自分に有利な状況になったとでも思ったのだろうか。
なぜか、勝ち誇った顔をしている。

私「お酒は吞まないでって言ったじゃん!」
夫「悪い、忘れてた」

夫を責めたいけれど、今は責める時間すら惜しい。
私「もういい、タクシー呼んで」
夫「なんで。お前が運転すればいいだろ」

私「運転中に陣痛がきたら、危険なのよ!」
夫「お前、元気じゃん」
だめだ。分かってもらえる気がしない。
説得してたら夜が明けちゃう。

しびれを切らした私は、
自分でタクシー会社に電話をかけた。

しかし、週末ということもあり、
「いつ配車できるかわからない」という。

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