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破水した私を置いていく、モラ王(10)

スカッと情報局
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「よし、行こう!」
私はベビーカーの娘に声をかけた。
そして意を決して、夫たちの席へ向かった。

夫「え、ヒロミ?」
私に気づいた夫は
くっついていた女性と離れた。

私「リク! 久しぶりね。
ずいぶん、お楽しみのようね」

夫は驚きすぎて
声も出ない様子だ。
金魚のように口をパクパク
動かしている。

「夫がいつもお世話になっていますぅ」
私は構わず、不倫女にも挨拶した。

私「男性の友人のところにいると聞いてましたが
ほんとに男性だったんですね~」
不倫女には、私の嫌味が伝わっていないみたいで
ぽかんとしている。

私「あれ、もしかして女性でした?
服もヘアスタイルも、無造作すぎて
わからなかった~、ごめんなさい~」

不倫女は、音を立ててナイフとフォークを
皿に置いた。

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