職場の同僚に相談。「別れたほうがいい」と口々に言われる。
結局その日はろくに眠ることができずに朝を迎えた。
ミキはいつものようにとっくに起きていて朝ごはんを用意してくれていた。
ミキ「あなた、どうしたの? 寝不足?」
俺「あ、ああ。ちょっとな……」
ミキ「無理しちゃだめよ」
寝不足なのは彼女も同じはずなのに、ミキは涼しい顔で俺のことを気遣っている。
昨日、まさか俺に電話を盗み聞きされているなんて思ってもいないのだろう。
俺(昨日のあれはやっぱり……)
どうしても気になって仕方がなかった俺は、その日会社に出勤すると、同僚にミキのことを相談することに。
同僚「それ、確信犯だろ」
俺「まじか……。でもどうして」
同僚「それは単純に相手が魅力的だから、とか」
同僚の言葉にショックを受けつつ、まだどこかで自分の勘違いであってほしいと願った。
しかし、そんな俺の願いも虚しく、この後決定的な出来事にでくわしてしまう。
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