夕食の支度を終えたころ、夫から電話がかかってきた。
夫「悪ぃ、今夜も同僚と飲みに行くから遅くなる」
私「ええ？ 夕食の準備、しちゃったよ。
それに、この前も飲み会だったじゃない。
少しは早く帰ってこないと、子どもたちが寂しがってるよ？」
夫「わかってる、わかってる。
あ、呼ばれてるから、もう行かなきゃ」
プツッ…。
私はため息をついて、子どもたちを呼びに行った。
私の名前は久美。
32歳だ。
夫のコウキとは結婚6年目で
3歳と0歳6か月の子どもがいる。
どちらも男の子だ。
子どもが小さいので、今は専業主婦だ。
この頃、夫は会社の同僚と
飲みに行く回数が増えている。
「相談に乗っているんだよ」
と、夫は言うけれど
幼い子どもたちをほったらかしにして、飲みにばかり出かける神経が分からない。
私は夫の行動にやきもきしていたけれど
まさか、あんな
とんでもないことが起こるとは思ってもみなかった。
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