二重生活夫(6)
ある日、家に小さな女の子向けのワンピースが荷物で届く。うちには二人の息子しかいない。する衝撃の事実が、、。旦那は別にもう一つ家庭を築いていたのだ。「今日は別宅へ行く」と宣言した夫は鼻歌を歌いながら、ピンクのシャツを取り出した。はじめて見るシャツだ。私「派手なシャツね。それ、あちらさんからもらったの?」毒のある言い方をしたつもりだったが夫はまったく動じず、「そうだよ~」と機嫌がいい。夫「彼女にプレゼントしてもらったんだ。お出かけの時は、みんなで、お揃いの色を着ようって」私「ちょっと待って。三人で、お揃いの服を着てるってこと?」夫「そうだよ。家族なんだから、当然だろ」相変わらず、悪びれもせず夫は言う。私は眩暈がした。本宅に妻と子がいるにも関わらず不倫宅の人たちとも外で、堂々と家族のようにふるまっているなんて…。